〜地球から脱出するまでの日々の記録〜

2016/02/09

「おれの子供じゃない」と言われまして。




「メイク、するようになったんだ。」
実家に電話した。これまでの自分の変化について話した。



「おれの子供じゃない。」



父親の第一声。
笑いながら言ってるけど、
多分本心に近いだろうな。
間違いなくあなたの子供ですよ笑



「今度女装してきたら家に入れない。」



これも笑いながらだけど、同じく。
そりゃあ、驚くだろうな。
いきなりこんなこと言われたらさ。
帰省のときに閉め出されたら、
どっか友達の家に泊まるかあ。
ていうか、女装じゃないし。



「化粧ってのは、綺麗になるんじゃない、見やすくなるだけだ。」



小さい頃から何回も聞いた話。
そうだねえ、と電話の向こうの父親に、
頷きながら相づちを返す。





懐かしいな、このびくびくする感覚。
やはり、怯えていたんだと改めて実感した。
大丈夫、大丈夫と自分に言いながら話を進めた。

「自分の根本は変わっていない。
 あなたから学んだことは受け継いでいく。
 これからもよろしくお願いします。」
 

まあ、まだ納得していないだろうなあ。
ナヨナヨするな、とか言ってたけど、
この変化は、
社会をふらふらと漂うためじゃなくて、
より強く、美しく歩むためだしね。






それに、自分の生き方は自分のものだしねえ。
たとえ、叩かれても罵られても、
こればっかりは譲れないなあ。
親と子の関係といえども、
自分はいろいろ考えたり感じたりする一人の人間だもんさ。
生存したいのではなく、生きたいのだもんさ。
どやさどやさ。
これから失敗とか挫折とかたくさんするけど、
それすらも楽しみたいよ。おとうちゃま。
さ、とりあえず、今に集中していきましょか。



一方、母親に関しては、

「やればどうだっつうの?ところで、あんた次いつ帰ってくるの?」

安定の母親っぷりであった。
面白い家族だ。


written by Yu Shimawaki
Photo by Aluma
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