〜地球から脱出するまでの日々の記録〜

2014/03/17

空白ラジオ

今日はラジオ石巻の生放送へ

「市民とつなぐ あなたの出番です」

という番組

震災当時なにをしていたか
その後の動き
今の仕事についてざっと話した




緊張されていますねとの言葉に

「いや、そんなことないっすよ!!(キリッ)」









と強がってみた。(ひきつっている)

自分もまだまだである。


特にあちらが原稿を用意するわけでもなく
会話形式で進んでいく。

スピーチって即興演奏と似ているなって思った。
もしくはソロダンス。


自分が尊敬しているダンサーの方に
「ダンスを通して何を得ましたか?」
と質問したことがあった。

その方は


「新しい自分を発見できたことかな。」


と答えた。


音楽がながれる空間に
自分の体をゆだねると
はじめて自分のことが
わかってくると。

あ、こういう表現がしたかったんだ

という具合に。


言葉を書いているときにも
体験することができる。

書いているうちに自然と
結論に収束していく感覚


体が動くことによって
字を書くことによって
話を話すことによって
自分を知っていく



そうか、やっぱり自分は猫顔が好きなんだ


という具合に。







自分がどういう人間か分からない人
やりたいことがわからないという人

そういう人の話を聞くことが今までに何度かあった
そういう人たちの共通点はインプットが多すぎる傾向があった


この時代
インプットは意識しないとドバドバ自分の中に入ってくる
ニュース、CM、雑誌、SNS、看板、友人の話。


目的もなくとりあえず自分探しに
都市部へ行く人はちょっと危ない

あそこは四方八方インプットだらけのジャングルだから

準備なしに丸裸でジャングルに入ったら傷だらけに
準備している人はしっかり素材を集めて戻ってくる









































地方は都市部に比べて刺激というインプットが少なく
アウトプットしやすい環境ということに改めて気付く








住んだことのない地方での
生活ももうちょっとで1年
自分にとっては空白の1年

こちらでできた仲間からは
すっかり顔が変わってきた
とのことだった。

ずいぶんと自分も身の回りの情報に振り回され
本当の自分の気持ちをおさえこんで生きてきた

ここの自然はいつもありのままで
「本当に大事なものは何だっちゃ?」
と問いを投げかけてくるもんだから
アウトプットの日々だけど

そのアウトプットは

新しい自分というよりかは
本当の自分を発見している

という感覚








今日のラジオではこんなアウトプットをしていた。



「親と分かり合えたことが本当にうれしかったですし」




「それが今の僕の原動力です」






いい子ちゃんだ



どうしよ


いい子ちゃんだ




しかし

すでに電波に乗って飛んでったし


堂々とすることにする。



ラジオといえば先日読んだこの本
タイトルの通りいろいろ想像する
あのときのことを